家族の会の目的

「オウム真理教」は2003年にアーレフと改称し、2007年には上祐前代表を中心とするグループが「アレフ」を脱会し「ひかりの輪」を設立しました。「オウム真理教」の時期とは異なり「アレフ」や「ひかりの輪」の社会に対する違法性の程度は大いに減少しております。 また公安調査庁の「アレフ」と「ひかりの輪」への内部査察がときどき行われております。これは「オウム真理教」が社会的に大きな犯罪を行った宗教団体ですから、ある意味では当然の対応ともいえます。しかし、公安調査庁の内部査察が続くことにより信者は社会への反発を強めてしまうという別の問題も起こっています。

「オウム真理教」に入信すると、その信者は自分の家族と連絡をとらなくなります。このことは表向きには本人の信仰を深めるためと言われますが、私たち家族にとってはとても認めがたいことです。それで私たち家族の会は家族として自分の家族である信者と普通の交流ができることを願っています。なんでも気安く普通に信者たちと交流をしたい、普通に笑ったり、泣いたり、喜んだりできるような普通の家族のような関係を取り戻したい、そういうことを切に願って活動をしています。

具体的には会報を発行して会員相互の情報の共有と連絡、相談に資すること、地域ごとの定期的な集まりと、全体での総会を開いています。

会の活動をまとめるとつぎのようになります。

(1)  同じ問題を抱える家族との相互交流

(2)  社会復帰を目指す信者の支援

(3)  社会啓発活動

(4)  死刑囚(麻原は除く)12名の死刑執行回避署名

(5)  その他