信者の皆さんへ

私たちはいまでも信者と自由に連絡をとることができない家族がいることに大変心を痛めています。これは信者の皆さんだけの個人的な責任ではありませんが、関係を改善できるように相互に努力を重ねることが必要と考えています。

オウム真理教によって引き起こされたさまざまな事件と、事件に続くオウムバッシングと呼ばれる社会からの反感等により、信者はもちろんでしょうが、家族も大いに影響を受けており、お互いの関係が大きく損なわれる事態となっています。

しかし、最終解脱をしたと主張する松本智津夫氏自身は在家信者であり、さらにいうと家族と一緒に生活していたように、家族と断絶しなくても修業はできるはずです。

いまあなた方の家族、特に両親は高齢になっています。今生で誤解を解くことのできる時間はもうそんなに長くはありません。悲しみだけの縁で終わらないように両親との和解へと至る時間を十分にもってくださることを期待しています。

もしあなたが、ご両親をはじめとしたあなたのご家族と不和の状態にあるならば、私たちはあなたとご家族を結ぶ仲介をしてもいいと考えています。

別にご家族とべたべたした関係でなくてもいいのです。お互いに離れてはいても心を通わせることができ、連絡したいときには連絡をすることができれば、それだけでも大いにすばらしいことだと私たちは考えています。