一般の皆さんへ

私たちの家族が係ったオウム真理教により多くの犯罪がおこなわれ、多くの犠牲者や被害者を出してしまい、とりわけ死亡された方やその遺族には大変申し訳なく思っています。

また被害にあわれた方々の中にはいまだに肉体的または精神的に後遺症に苦しむ方々も多くおられ、多くの方々の人生を狂わせてしまったことに対し、どうお詫びを申し上げてもお詫びのしようもありません。

オウム真理教が社会に出現した初期の段階からその反社会的性格については行政等を通じて私たちは請願等を行ってまいりましたが、私たちの努力が有効に作用しなかったことを率直に反省いたしております。また、オウム真理教とその後継の団体が二度とふたたび同じ過ちを犯さないようにできる限りの努力と注意の喚起を社会に対して行ってきており、今後も行うつもりです。

オウム真理教が引き起こした犯罪を深刻に受け止め、それがどんな理由付けをしても絶対に許されるものではないこと、また将来において同様の犯罪が引き起こされないためにも問題の原因究明と改善のために家族として取り組んで行きたいと思っております。

こういう考えで会を運営いたしておりますが、なかなか広い視野に立つことができていないかもしれません。それでこうしたらもっとよいのではないかというご提案とか不満もおありかと存じます。その節は忌憚のないご意見をお寄せ下さい。